としひろ日誌 綾瀬市 市議会議員 武藤としひろ 議員定数 経費 削減

　１２月定例議会が１６日（月）に閉会しました。
補正予算が２議案とその他案件５議案（条例の一部改正・道路認定・固定資産税評価審査委員会委員の選任について）が審議採決されました。
一般補正予算では水害対策用ライブカメラが市内３か所に設置されます。また来年度も３か所（落合北・上土棚中）設置予定です。迅速な対応に期待をします。
また、子ども子育て支援システムに対し債務負担行為として８００万円が計上されました。Ｈ２７年４月に向けての対応の経費となっています。
一般質問は以下の２点についてです。
１総合福祉会館の建て替えについて
現状、貸館（多目的ホール）として活用してきましたが今回、保健医療センターの移設・基幹型の地域包括センター・母子保健機能を備えた新設する子育て支援センターが入り 保健・医療・介護・子育て支援・福祉の内容に決まりました。
Ｈ２９年完成予定の建設にあたっては将来の財政負担を参酌して重厚・華美なものにならないよう要望しました。この方向性は今まで訴え続けています公共施設の適正配置計画の策定推進です。 Ｈ２５年４月に実態を把握するために調査報告書がまとめられこれを基に全庁的に会議がなされ市民の皆さんへ説明会を催し策定されるとの答弁でした。
２綾瀬スポーツ公園について
本公園は綾瀬・大和両市による合同委員会を経て建設されました。基本理念の「ひとつの公園としての空間づくり」を考えた有効利用について質問をし 両市の市民が互いに第２優先順位を予約システムに組み入れないのかまた外周の園路をスポーツやイベントで共同利用が出来ないのか質問をしました。
予約システムは土日の予約が多いため難しいが園路を利用したスポーツ・イベントは話し合いの場を持って調整したいとのことでした。
お隣の両市ですので有効（友好）的に活用してほしいと思いますので継続的に議員として大和市青木正始議員と活動して行きます。

　綾瀬ライオンズクラブによるクリスマス例会が少し早いですが大和の菊花飯店で行いました。今年はクラブ設立40周年になり先月はその記念式典も開催し、クラブにとっては多忙で充実した。一年でした。ライオンズクラブの基本の理念「Ｗｅ　ｓｅｒｖｅ」 のもとに日本赤十字社の献血・盲導犬育成・カーブミラーの点検と奉仕活動を継続して実施してきました。 クラブの事業継続も多くの手で協力がなければなりません。みんなで楽しく和をひろげたいと思います。

　今日は大厚木カントリー本コースで地元消防団「中央会」のゴルフコンペに参加しました。
　ＯＢと現役団員との楽しい会です。昔の仲間と話が弾み、つい子どもの頃の事まで話が及びます。スコア―は西コース５４東コース４８トータル１０２と相変わらず進歩がありませんが同じ釜のめしを食べた者同士はいいものだと思います。
　ところで１１月も終わりに近づき暖房器具を使用するシーズンとなりました。現役団員皆さんは火災の発生に気を引き締めていることと思います。防火予防の広報や消火栓の点検にがんばってください。私たちＯＢも注意をしてフォローして行きたいと思います。

　島倉千代子さんが先日お亡くなりになられました。芸能生活が６０年になるそうであります。皆さんもご存じのとおり「「この世の花」「からたちの花」「リンドウ峠」「人生いろいろ」と数々のヒット曲を歌われました。
　この話をある方とお話しした時、「島倉さんは人生の悲しみや苦しみを表現するのが上手である。」と話されていました。 本当にそうだと思います。でも今の若い人はどのように感じるのであろうのかと思うのです。
　戦後の悲しみや苦しみで日本は傷だらけであったからそのこころを揺さぶる歌声が響いたのではないのか。またそのこころに感じ悲しみ苦しんでこそ 表現できた歌声ではないのかと思います。
　今、時代の歌はどうであろうか。戦後を考えれば自分で努力をすれば幸せや希望が持てる時代ではないのかと思う。そして、時代のせいにしてはいけないと思う。

　さがみロボット産業特区の指定がなされましたがこれを今後どのように活かしてゆくのかが重要です。 下図のように課題別では�@介護・医療�A高齢者等への生活支援�B災害対応とありますが少子高齢化を 迎えてはまず介護や高齢者等の生活支援が大切です。さらには実用化するために実証の治験が必要と なりますが介護・医療機関と連携して迅速な承認手続きが出来るよう国も特区指定だけで終えてはい けないと思います。 厚木市で行われました黒岩知事との対話でも承認規制の壁を菅・甘利大臣に要望し多くの点で了承さ れたとのことでした。
次にグローバルに考えると東アジア・ヨーロッパ・中東と介護ロボットの需要は日本同様 高齢化を向かえ輸出産業として成長させなければならないでしょう。３本目の柱経済の成 長戦略と技術の輸出にあたり特許の保護を国が同時に行わなければなりません。

　私の高校性の頃、本厚木の駅前は銀行ばかりが立ち並んでいました。銀行はお金が動くところに目を付けるのが早いと言われ確かに厚木は 土地の開発や人口の増加が瞬く間に進んでいったと思ってます。
しかし現在はいかがでしょうか。東京・港区に本店のある「東京都民銀行」と、東京・新宿区に本店のある「八千代銀行」で、来年１０月をめどに 共同で持ち株会社を設立することを目指し、具体的な協議を進めていくことで基本合意したと報道されています。
これは将来を見据え人口減少が安倍晋三政権の政策の柱にある「地域金融機関の再編促進」をうちだし、「地方経済の再生には、地域金融機関の再編による機能強化が必要」としたことが両行の経営統合を後押ししたようですね。
今回の基本合意については東京都民銀行の柿崎昭裕頭取は、「将来的には人口減少で競争の厳しさが増すことになり、盤石な経営基盤を作ることが課題となっている。相乗効果を 発揮して企業価値を高めていきたい」とコメントしています。
他の地域の岩手・新潟・島根・高知などでは再編が検討されている。銀行の規模は経済の規模であり、金利という将来の利益を数字上で 一番冷静に判断をしている業界であると思う。このような状況を見れば現在のＧＤＰ５００兆を経済成長により 維持してゆくと言われているが、この論理矛盾を感じるのは私の結論が早いのかな。
高度成長が終え、ドラマ「半沢直樹」のバブル処理の時代でさえ今は昔とすぐになるのだろうな。

　9月議会が終了しました。一般質問は�T「綾瀬市防災まちづくり計画について」質問をしました。この計画は大規模地震からマスタープランと連携して災害時の被害の防止・軽減するためのまちづくりの整備方針を定めたものです。
まず課題についてですが
１．建物倒壊については老朽化した多くの建物について人的被害と共に避難・消火・救助の障害になるが対策は？ 【対策】市で実施している耐震診断と耐震工事助成の促進を行う。＜昭和５６年以前の建築基準法改正前＞
２．災害時の火災の延焼防止対策についての対策は？
【対策】都市計画道路や都市公園の整備によって延焼遮断体を構築し、壁面後退や狭あい道路の改善等を行う。
３．市内51か所の土砂災害危険個所の対応についてどのように行うのか？
【対策】Ｈ２６年に県と警戒区域を指定された際は地域の方と説明会を行う予定。更にハザードマップの作成と警戒避難体制の整備を行う。
４橋りょうの状況については老朽化を６月議会でも指摘したが耐震補強の状況はいかがか？
【対策】緊急輸送路にもなる１２橋には新武者寄橋や綾瀬大橋について現在補強中であり、Ｈ３０年を目途に対策を予定している。
《問題点を指摘》都市の整備は長期的になってしまう。クラスター（延焼運命共同体）が市内に４か所寺尾・綾北・綾南に存在し、一旦大規模災害による火災が 発生すれば８００棟〜１８００棟という建物が延焼してしまう為、可能な限り本計画により早期に実施すべきである。

　15日の早朝の集中豪雨と16日の台風18号は雨と風で大変でしたね。6月の一般質問で河川の溢水について質問しましたが、昨日・今日も 数か所道路冠水を起こしているようです。
河川管理は一級河川が国で二級河川が県そして準用河川が市の管理下におかれています。そしてその責任はそれぞれの自治体や国にある訳です。しかし、責任の範囲はというと氾濫を起こした場合、その危険性を認知して対処するのには財政負担が重い事と改善策を立てても工事期間がかかるので どうしても長期間の対応になり、場合によっては検討はするものの実施には至らずのところも多いようです。
しかし、実施可能な対策がありその被害が多く市民生活を害する場合は行政にも「無作為の瑕疵」が存在するのではと思います。すなわち、知っていて可能なのに行わないのは問題であると言う事です。 今、市では調査をして排水施設を県と共に検討してゆくとの答えでしたがその間にも浸水被害が起きているので早期の対応が必要だと思います。
9月定例議会一般質問は19日（木）ＡＭ１０：４５頃からです。
綾瀬市議会ＨＰにて生中継していますのでご覧ください。

　昨日は地元の学童クラブの方の打ち合わせ会と懇親会があり、出席しました。
６月の一般質問での子ども子育て新法に関する２０１５年４月に向けてのタイムスケジュールの説明と公設の建物の利用や補助金を活用した学童専用施設の建設について寒川町の事例を提唱した ことを報告し、今後についてお話をしました。
市内学童施設は民間アパートや建物の利用の為、環境が非常に厳しく建物が小さいことやトイレの数が一般家庭様な為に少なく、また外遊び をするスペースがないので道路等に出てしまい危険な保育状態である事、借り換え更新費用時の費用や近隣にお住まいの方との騒音トラブルが 起きてしまうという状況です。
この日は懇親会もありましたので子どもたちも来ていましたがそのエネルギーは福祉会館の大きな会議室でも足りないほどです。 学童を利用される保護者は働き、納税し、子育てをしたい方です。この制度は今の日本の生産人口を支える労働支援策である事は 間違いありません。 将来を考えたときここに目を向けなければいけないと思います。

　 今、国の赤字はついに１千兆円を突破しました。財政については度々掲載してまいりましたが、図を参照して頂けばいよいよ私たちは覚悟を もって政策にあたらなければ立て直しは不可能であると理解して頂けると思います。
基礎的財政収支とは一年間の収支バランスですが税収が４７兆円に対し出て行くお金は社会保障費・公共事業・政策的経費が７０兆円で２３兆円がすでに 不足しています。更に借金返済＜国債＞と金利分を加えると毎年４５兆〜５０兆借金＜国債＞発行して行く事になります 税収拡大が見込みづらい現状では、歳出のカットが考えられます。
それゆえ地方に来る交付税は減額されるようです。市ではこのような状況を考えれば各事業でサイズダウンを量的・質的に考えねばならないのです。
「日本」自体が維持できないほどの緊急事態にあるのです。

　いま、ＮＨＫ「八重の桜」が放映されています。
学校で習った戊申戦争は新政府軍が徳川方の会津藩を攻めて最後まで白虎隊が戦い自刃し落城してしまい、函館五稜郭で終えるものと思っていました。 しかし、歴史の教科書には「会津の魂」は語られていないですね。特に「什の掟」は子どもの頃からの会津の教えで次のように書かれています。
一、年長者（としうえのひと）の言うことに背いてはなりませぬ
一、年長者にはお辞儀をしなければなりませぬ
一、嘘言（うそ）を言うことはなりませぬ
一、卑怯な振舞をしてはなりませぬ
一、弱い者をいじめてはなりませぬ
一、戸外で物を食べてはなりませぬ
一、戸外で婦人（おんな）と言葉を交へてはなりませぬ
そして終わりに　「ならぬことはならぬものです」　とあります。
この実直で日和見をしない姿勢が悲しくも敗戦への道に行くのですが、会津の心は今も大切な考えではないでしょうか。 そして郷土や日本を思う心はどこにも負けていません。なぜ歴史の中で誤解を受けなければならないのか残念です。
昔は戦闘によって日本の統治をしていましたが、この戦いの後の明治以後は選挙があります。投票に行かないことはこの権利や先人の思いも無にしますので一票を大切にしましょう。

　綾瀬市教育委員会の全国学力テストの平均点の公表に非公開が決定されました. 申請者は「異議申し立て」を当委員会に提出されましたので、綾瀬市情報公開条例により審査会＜市長が委嘱＞に委ねられました。これにより、、審査会を開き口頭で意見を述べる機会や意見書等を提出する機会を与えて 両者の意見をきいて採決を下します。
いままで私を含め多くの議員が質問しても回答が非公開でありましたが理由が納得いきませんでした。開示によって分析して改良していけば良いだけで何を拒んでいるのでしょうか。 先日綾瀬市教育委員会の定例会を傍聴しましたが一般質問に関連した非公開の理由を「過度な競争や序列化が起きる」であるとか「平均点では判断ができない」とか 出来ない理由を言っていました。特にある委員は「その数値の判断は平均値と中央値でみる場合の誤差がある」とか、「理解に上下の差が激しいので判断が難しい」と言っていましたが、もし委員が言うそれを判断するためには偏差値の導入をすればよいのであって技術的分析は一定の情報公開 して行えば公平に判断されます。
仕舞には「一般の人は理解が難しく公開をすれば誤解した判断がおきる恐れがある。」と言っていた時には他の傍聴者と終了後に話したのですがこの感覚に驚いていしまいました。 今後、審査会の決定によっては情報公開の可否が出ますが、結果によっては提訴もあり得るでしょうね。もはや情報公開の軽視の方が教育委員会には問題なのかもしれません。